みずきちの甘め日記。

南の島の高専でぷよぐやみんぐ!

29年度沖縄高専卒業生答辞(ほぼ全文)

本日は、私たち卒業生のためにこのような盛大な式典を挙行して頂き、誠にありがとうございます。ご臨席をたまわりましたご来賓の皆様、安藤安則(あんどうやすのり)校長先生をはじめ、ご多忙中にも関わらずご出席してくださった教職員並びに保護者の皆様に、卒業生一同、心より御礼申し上げます。


振り返ると、沖縄高専での5年間は瞬く間に過ぎて行きました。目を輝かせ、期待に胸を膨らませながら入学した時の私達からは、想像もできないような多くのことを学び、体験してきました。私自身、もし5年前の自分に今の姿を見せたとしたら信じてもらえないかもしれません。それほど充実した高専生活を過ごしてきました。


 高専生活を一緒に過ごしてきた仲間とは、テストやレポート、学校行事、課外活動を通して、一つの物事をやり遂げる難しさと乗り越えたときの達成感を学びました。沖縄高専で出来た仲間は、これまでの楽しい思い出や苦しい思い出を共有するだけはなく、これからも新しい思い出を一緒にずっと作り続けていけるような、本当に大切な一生の仲間です。


 先生方との思い出も、忘れてはいけません。沖縄高専の先生方は、個性的で、熱い想いをもって授業をし創造研究や部活で学生に接するだけではなく、それぞれの専門分野で研究をされている先生が多数おられます。身近な大人である先生方が、情熱や愛を持ってその分野に取り組む姿はとても格好よく私達の目に映っていました。そんな先生方にご指導頂いたおかげで今の私達があります。高専で出会えた恩師は私達の中で大切な存在です。


 私は先輩からも非常に大きな影響を受けました。入学してから部活で初めて出会った先輩は、全国の大会で活躍し沖縄高専での生活を楽しく充実させている先輩でした。私は、その姿に強く惹かれ、先輩の背中を追うように課外活動で頑張ってきました。その過程でつらくて悩んだり、泣いたりしたこともありましたが、いつも先輩が支えてくれました。全国の大会で何度か賞をいただくことができました。


 さらに、課外活動の中で私は海外研修へ参加する機会をいただくことができました。シリコンバレーでの研修では、専門的なスキルを持った技術者だけではなく、イノベーションを起こそうとする起業家や世界で働く熱意の溢れる日本人の姿を見て、私達が見るべき世界は日本だけではないことが分かりました。


 私は課外活動を通じて、全国の高専生と交流を深めることが出来ました。別の学校で別のことを学んでいるにも関わらず、同じような雰囲気を持った仲間が全国にいて、高専生というだけですぐに打ち解け合えました。全国の高専生が自然につながるところが高専のよいところだと思います。


 大会などで県外に行ったとき、高専出身で起業した社長をはじめ、多くの高専卒業生が遠い後輩である私たちを応援してくれる場面に何度も出会いました。私も将来、高専で活躍する学生を応援できるような存在になるという新たな目標を持つことができました。


 私が1 年生の時に出会った先輩達はキラキラした活躍をしていました。卒業を迎えた今、私はそんな先輩方に少しでも近づくことができたでしょうか?
 在校生とまだ見ぬ新入学生へ向けて、「沖縄高専でしか出来ないことを学ぼう、体験しよう」という言葉を贈ります。これはこの5年間で私自身が胸をはって沖縄高専でしかできなかった経験をしてきたから言える言葉です。在校生やまだ見ぬ新入学生も沖縄高専でしか出来ない経験をして、悔いのない高専生活を送ってください。


 私達は4月から、それぞれの新しい道を歩み始めます。私も4月に東京にあるWeb系の会社に就職します。まだ見たことの無い世界に挑戦していく中では、乗り越えるには高すぎる壁が待ち受けているかもしれません。しかし、沖縄高専で学んだこと、経験したことを活かせばどのような高い壁であってもその壁を乗り越えられると確信しています。そして、人々に信頼され、開拓精神あふれる技術者となり、社会の発展に貢献していけるよう努力を重ねて参ります。


 最後になりますが、こうして卒業の日を迎えられたのは、先生方、学生生活を支えてくださった職員の皆様、暖かく見守ってくれた家族・友人のおかげです。改めてお世話になった皆様に御礼申し上げるとともに、沖縄高専の一層の発展と皆様のご多幸を願って、答辞の言葉と代えさせて頂きます。皆様、本当にありがとうございました。

 

平成30年3月17日
卒業生代表 メディア情報工学科 島袋瑞樹


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